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帽子とユニバーサルデザイン
保護帽という言葉をご存じでしょうか。 危険な場所・作業、発作、障害などを原因とする転倒から頭を守るための帽子です。 これまでの保護帽はデザインが地味だったり無骨だったりするものが大半でした。 しかしアボネット(abonet)の保護帽は違います。 ファッションのもつ「楽しさ・自分らしさの表現」、保護帽としてケガを防止することの「安心感」をコンセプトに開発されています。 インナーと違って帽子は目立つだけにデザインは特に大切です。 同じことは杖や車いすにもいえます。 シニアの方にお話を伺うと杖や車いすのデザインの地味さは不評です。 テイコブ(TacaoF)の杖は軽くて扱いやすく、また折りたたんでバッグにしまえるという点で機能性に優れています。 しかしそれだけでなく桜などの意匠をあしらったり、強度に配慮しつつ本体を細くしたりするなどの工夫を凝らすことでデザイン性も優れています。 安全の確保はもちろん、気持ちのうえでも外出しやすくしてくれるユニバーサルデザイン製品です。 Written by 法律事務所アイディペンデント
2022年1月17日


マウスとユニバーサルデザイン
PCの操作に欠かせないマウスですが、近年は人間工学に基づいて作られた手になじみやすいマウスが普及しています。 ところが、これらのマウスは大部分が右手での使用が前提になっており、右手が不自由な方にはかえって使いにくいものです。 障害の問題ではありませんが、これらのマウスは左利きの方にも使いにくいものになっています。 一方市場に流通している左右対称のマウスは少なくなってきています。 左利きの方は日本人の場合1割以上という統計がありますが、単純に計算しただけでも1200万人以上の方が選択肢を制限されていることになります。 これを解決する、左右いずれの手で使用しても使いやすいマウスを富士通株式会社が開発し、特許を取得しています(特許第460753号、※)。 このマウスは、手首に負担が少ない構造を維持しつつも、テーブルなどへ接する底面を2つもち、しかも右手、左手のどちらで使用しているかを検出します。 そして、左右の入力ボタンの機能切り替えを自動的に行います。 左手でマウスを使用する場合、面倒の一つはOSの入力ボタンの機能切り替えですからこれは便利です。..
2022年1月10日


着物とユニバーサルデザイン
コロナ禍が一段落し、今年の正月は華やかな着物姿の若い人をよく見かけました。 これまで障害のある方、特に肢体不自由の方にとって和装は大変ハードルが高いものでした。 着付ができないからです。 しかし、肢体不自由の方でも着付がしやすい着物が登場しました。 上半身と下半身をセパレートにしたり、マジックテープを用いたり等の工夫を凝らすことで美しさを損なわずに和装を楽しむことができます。 普通の着物と同様、レンタルできるものもありますので経済的負担が軽いことも安心です。 また、親子代々受け継がれてきた着物を着たいという方のために車椅子着付という新しい技術が登場しました。 特許取得した技術を用いて車椅子の方でも座ったままでの着付けを可能にしました。 着物のような古来からあるものでもユニバーサルデザインの観点から見直すと新しい技術や発想が生まれることには驚かされます。 Written by 法律事務所アイディペンデント
2022年1月3日


介助犬とユニバーサルデザイン
身体障害者補助犬法という法律があります。 補助犬というとちょっと聞き慣れない言葉ですが、身体障害者の方の生活を助けてくれる犬です。 代表的なものは盲導犬です。 ほかにはアラームの音を教えてくれるなど耳の不自由な方を助ける聴導犬、立ち上がるのを手伝ってくれるなど肢体不自由な方を助ける介助犬がいます。 身体障害者補助犬法により、国、地方公共団体、公共交通事業者、不特定多数の者が利用する施設の管理者などは、その管理する施設等を身体障害者が利用する場合、身体障害者補助犬の同伴を拒んではいけません。 先日の2021年東京パラリンピックでは厚生労働省は海外からの補助犬について期間限定の証明書を発行して海外からの補助犬を受け入れやすくするガイドラインが作られています。 https://mainichi.jp/articles/20190502/ddw/090/010/002000c 補助犬というと自分には関係ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、高齢者の方にとっても介助犬はこれまでどおりの生活を維持するために大きな役割を果たしてくれます。...
2021年12月27日


とろみとユニバーサルデザイン
とろみはかに玉や五目あんかけなどのように料理をより美味しくしてくれます。 このとろみはバリアフリーのためにも大きな役割を果たしてくれます。 嚥下障害の方が飲食する際にこのとろみがとても大切だからです。 嚥下とは耳慣れない言葉ですが飲み込むという動作を指します。 この飲み込むという動作が難しい状態を嚥下障害といいます。 脳卒中や認知症、加齢などにより生じます。 たとえ障害でなくても手術後に嚥下機能が働かないこともあります。 事故の原因になりやすい食品というと餅やアメなどが思い浮かびますが、嚥下障害の場合水が特に危険です。 水は流動性が高く気管に入ってしまいやすいからです。 スプーン1杯の水で溺死するなどと表現されます。 これを解決してくれるのがとろみです。 とろみをつければ液体の流動性が低下しゆっくりと喉を通っていくため障害があっても飲み込みやすくなります。 飲料に混ぜてとろみをつけてくれる粉末が販売されています。 https://www.clinico.co.jp/products/series/adjustment/ (株式会社クリニコ/とろみ
2021年12月20日
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