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傘とユニバーサルデザイン
傘は古代エジプトから存在するといわれる古い製品です。 そして、ここ数百年あまり形に変化がない製品の代表格ともいわれています。 しかしユニバーサルデザインの観点をも活かした新しいものも登場しています。 エバーイオンシリーズです。 カラフルでデザイン性にも、また骨部分がプラスチックでできているため安全性にも優れています。 ユニバーサルデザインの観点から優れているのは、特徴的なハンドル部分(取っ手)です。 ハンドル部分が従来品より持ちやすく、またいろいろなところに掛けやすいよう配慮されています。 車いすユーザーの方にとって雨の日は鬼門です。 この傘は車いすにも留めやすいため雨合羽に頼らず傘で移動できる余地を増やしてくれます。 車いすユーザーではなくても雨の日に喫茶店などで傘を机のへりにかけて、何度も倒れてきてイライラされた経験をお持ちの方は多いと思います。 かがんだり、しゃがんだりするのが苦手なシニア層の方にとってはケガの原因にもなる大きな問題です。 エバーイオンシリーズはこの問題も解決してくれます。 ユニバーサルデザインの観点から見ても優れた製品です
2021年11月1日


音声入力とユニバーサルデザイン
ギャローデット大学をご存じでしょうか。 アメリカ合衆国ワシントンDCにある、聴覚に障害のある方を対象にした大学です。 150年以上の歴史があります。 Googleは、同大学の協力を得て聴覚に障害のある方に向け、音声を文字に瞬時に変換(音声入力)してくれるアプリをリリースしています。「音声文字変換&音検知通知」というアプリです。 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.audio.hearing.visualization.accessibility.scribe&hl=ja 特筆すべき点はその変換精度の高さです。 同音異義語(たとえば「核心」「革新」「確信」)をきちんと区別して変換してくれます。 さらに目を引くのは70もの言語に対応していることです。 特に英語は、アメリカ、イギリス、オーストラリアだけでなく、インド、ケニヤ、ナイジェリア、南アフリカで話されている英語にも対応しています。 障害の有無にかかわらず、議事録作成にも、語学学習にも使えます。 Written by 法
2021年10月25日


刺身とユニバーサルデザイン
東京都新宿区の高田馬場に日本点字図書館があります。 1940年に創立され、点字図書・録音図書の貸出し、製作などを行い、全国の視覚障害者の読書環境の充実のために活動しています。 同法人と公益財団法人共用品推進機構が主催して視覚障害のある方のアイデアのコンテストを開催しています。 「目が見えない・見えにくい私だから考えついたとっておきのアイディアコンテスト」です。 https://www.nittento.or.jp/news/idea_contest.html 2017年の最優秀賞(一般の部)は「お醤油シートわさび味」でした。 視覚に障害がある方は刺身などを食べるときに醤油やわさびを適量つけることに支障があります。 これを解決するアイデアとしてあらかじめそれぞれ適量の醤油とわさびを一体化させたシートが提案されています。 これまでも醤油をシート状にしたものやわさびをシート状にしたものはそれぞれ存在していました。しかしこれらを一体にするというのは斬新な発想です。 これは指先の不自由な高齢者や箸に不慣れな文化圏の外国人にとっても有効なアイデアです。...
2021年10月18日


電話とユニバーサルデザイン
2021年夏から電話料金が1円増えたことに気づかれた方はいらっしゃるでしょうか。 これは電話リレーサービスのための費用です。 電話リレーサービスとは、聴覚や発話に困難のある人とない人との会話を、通訳オペレータが手話・文字と音声を通訳することにより電話で双方向につないで意思疎通できるようにするものです。 以前からサービスが提供されていましたが、このたび2021年7月1日から法制化され公的サービスとして正式に開始されました。 消防、警察への緊急通報だけでなく、店舗への予約、問い合わせなどへの活用も想定されています。 このサービスを利用すると、電話を受けた側に冒頭で「こちらは電話リレーサービスです」とのアナウンスがあります。間違い電話や不審な電話と勘違いして切られてしまわないよう、法制化に伴いさらなる認知度の向上が期待されます。 実際、2019年の利用実績は約35万件と大きく伸びています。 一方、金融機関への電話など、本人確認が必要な場合には事業者によって対応が分かれるなどの課題も指摘されています。 さらなる発展が望まれます。 Written by 法
2021年10月11日


エスカレーターとユニバーサルデザイン
エスカレーターはご存じのとおり歩く人が多く、そしてそのために首都圏では右側、大阪などでは左側を空け、その反対側にだけ人が立ち止まる習慣があります。 先を急ぐ人にとっては便利です。 しかし、一部の人にとっては危険な習慣です。エスカレーターの片方の側にしか立てない方がいるからです。 特に脳卒中などが原因で身体の左右どちらかに麻痺の症状が生じている(片麻痺)方にとってはとても危険です。 やむを得ず習慣に反した側に立ち止まっている人が怒鳴られたり、故意にぶつかられたりする事例も報告されています。 そればかりでなくエスカレーターには「速度が速すぎる」「ベルトをつかみにくい」「歩いている人と接触しそうになり怖い」などの声が寄せられています。 これを受け、エスカレーターに立ち止まって乗る努力義務を課す全国初の条例が10月より埼玉県で施行されます。 https://www.pref.saitama.lg.jp/a0310/escalator/escalator.html すべての人が乗りやすいエスカレーターのために注目される政策です。 Written by 法律
2021年10月4日
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