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温泉とユニバーサルデザイン
日本の観光資源の目玉は温泉ですが、温泉で昔からトラブル原因の一つになっているのは浴槽へのタオルの持ち込みです。 手術で体に傷跡がある、タトゥーがあるなど、肌を見せたくない事情がある方でも温泉に入りたいというニーズがありますし、外国人が日本の温泉マナーに詳しくないのは無理からぬことです。 しかしタトゥーや傷跡をタオルで隠して浴槽に入ることは、実はマナーの問題以前に法令上できません。 そもそも温泉は公衆浴場の一つですが、公衆浴場の場合、公衆浴場法や旅館業法、自治体の条例に基づき、安全面や衛生面について実に細かいルールが決められています。 浴場側はこれに従わなくてはいけません。 そして、ここでは、利用者に浴槽で頭髪を洗わせないことや、石けんを使わせないことまで細かく決められていますが、浴槽へのタオルの持込みも同じく禁止されています。 そこで着たまま温泉に入れる衣服が開発されています。入浴着やバスタイムカバーといわれるものです。 https://www.atpress.ne.jp/news/249710 (かんぽの宿/手術跡などをカバーする「入浴着」の無
2021年12月13日


コンロとユニバーサルデザイン
寒い時期に特に増えるのが服に着火して火傷をするという着衣着火の事故です。 調理中にコンロの火が袖口に燃え移ってしまう事故が典型です。 そして火災による死者(放火自殺者等を除く)のうち、7.3パーセントが着衣着火によるものです(平成29年消防白書)。 (独立行政法人製品評価技術基盤機構) 着衣着火は高齢者の方に特に多く発生します。 高齢者は、加齢によって眼球の組織が変化して青い色が見えにくくなります。 そのため、ガスこんろの青い炎が実際よりも小さく見えてしまうことが原因の1つです。 しかも、着衣着火は、炎が直接服にあたっていなくても炎によって服が加熱しても起きるためさらに危険が大きくなります。 これを解決してくれるのが最近急速に普及しているIHコンロ(IHクッキングヒーター)です。 このIHは炎を使いません。また、鍋の底を直接温めます。 そのため、着衣着火のリスクを大きく下げてくれます。 特にパナソニック株式会社が開発した最新のIHクッキングヒーターには「光るリング」と呼ばれる、加熱されている場合には利用者に知らせる仕組みが備えられています。...
2021年12月6日


トイレとユニバーサルデザイン
ケガをしていたり、障害があったりする場合、移動の際に大切な情報の一つはだれでもトイレ(多目的トイレ)の有無です。 そうでなくとも外出中「緊急事態」になってしまった場合、すぐにトイレの場所を知りたいことがあります。 そんなとき強力な味方になってくれるアプリがあります。 トイレ情報共有マップくんです。 https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%85%B1%E6%9C%89%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%8F%E3%82%93/id1054294308 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.restroom_map&hl=ja&gl=US トイレの場所を多目的トイレの有無、利用時間や洋式和式の別まで含めて検索できる便利なアプリです。 このアプリはユーザーの貢献により地方都市も含めて情報が充実しています。 ただ、ユーザーの提供した情報が元になっ
2021年11月29日


ショッピングとユニバーサルデザイン
消費者庁が障害者の消費行動と消費者トラブルに関する調査の結果を公表しています。 https://www.caa.go.jp/future/project/project_009/ 障害者の消費生活相談件数は年々増えており、平成28年度では9187件にも上りました。 しかし、障害者の消費者トラブルや消費行動の実態について十分な調査が行われているとは言えませんでした。 そこで消費者庁が平成29年度から調査を行っているものです。 調査では、目の不自由な方が何種類もの高額なカツラを購入してしまい自己破産せざるを得なくなった事例、「ご自由にどうぞ」と書かれていた試供品のお菓子を全部持って帰ってしまい両親が賠償した事例などが報告されています。ショッピングでもまだまだユニバーサルデザインの観点から改善の余地があります。 全体を通してみると最近特に目立つのはスマホやデジタル課金関連のトラブルです。 ・次々と新しい携帯電話を契約して多額の費用が発生した事例 ・意図せずデータ通信量が大きい高額プランを契約してしまった事例 ・アプリに高額課金をしてしまった事例
2021年11月22日


プラットホームとユニバーサルデザイン
11月は、一般社団法人電気通信事業者協会、全国の鉄道事業者や携帯電話会社などが共同して行っている「やめましょう、歩きスマホ」キャンペーン月間です。 このキャンペーンは年に1度行われていますが、 今年は 「目の前の人をよけるより、大事なことって何ですか?」 昨年は 「即レスしなかった程度で失われるものを、友情とは呼ばない。」 などの印象的なフレーズを使ったキャンペーンが展開されています。 この歩きスマホは、障害の有無と関係なく危険ですが、視覚障害者の方にとってはさらに危険です。 もともと、視覚障害者の方のうち実に3割を超える方が駅ホームからの転落経験があります。 そして、プラットホーム上で困ることとして、8割近くの方がスマホの操作をしている人とぶつかることを挙げています(※1,2)。 また、視覚障害者の方というと、普通は盲導犬を連れていたり、白杖を持っていたりしている方を想像しがちです。 しかし、盲導犬はまだ普及途上です。視覚障害の内容やひったくりや痴漢に遭いたくないという理由で白杖を持たない方がたくさんおられます。 そのため、視覚に障害があるかど
2021年11月15日
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