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コップとユニバーサルデザイン
握力の弱い方、腕を持ち上げにくい方、指先の不自由な方に取って普通のコップは使いにくいものです。 これを助けてくれるコップがあります。 ファンシーカップ(白山陶器株式会社)です。側面に凹みがついており、ここに指を差し込むことで簡単に使えるようになっています。 触覚のみにより持つ部分の識別ができるので視力が弱い方にも使いやすくなっています。 https://www.g-mark.org/award/describe/32290 実際に使ってみると実に持ちやすく安定するため、障害の有無と関係なく作業をしながら、あるいは利き手と反対側の手で持ってもコップの中身がこぼれないという安心感があります。 歴史はとても古く1970年に発売されたものですがデザインにも古さを感じません。 近年のユニバーサルデザインへの関心の高まりに伴い、発売から50年近く経った今、生産数が大幅に伸びているそうです。 Written by 法律事務所アイディペンデント
2021年8月23日


戸締まりとユニバーサルデザイン
家やオフィスを出た後、「戸締まりしていたかな?」「火の元は大丈夫かな?」と心配になることはないでしょうか。 戸締まりの有無やガスや電気を消したかを何度も何度も確認しないと気がすまないという病気(強迫性障害)もあります。 これを解決してくれるアイデア商品があります。 「火の元・戸締りチェッカー」(コモライフ株式会社)です。 https://hands.net/goods/4549081900206/ この「火の元・戸締りチェッカー」はユニバーサルデザインの観点からも大変優れています。 ①操作部が目立つ もっとも大切なスライダー部分は地の部分(薄橙色)と色が変えられ、白で目立ちやすくなっています。このためどこを操作すればよいかすぐにわかります。 ②操作方法がわかりやすい スライダーは上下に動かすだけの単純な動作です。多くの人が容易に理解できます。 ③操作結果が複数の感覚でわかる スライダーを動かす操作が完了するとカチッとした感触があります。また○・×という記号、赤と青の色でも操作結果が表示されます。つまり、触覚(カチッとした感覚)と視覚(記号と色)と
2021年8月16日


クッキーとユニバーサルデザイン
8月13日は左利きの日です。 左利きの方の生活環境の向上を呼びかける趣旨で、1992年にイギリスの「Left-Handers Club」により制定されました。 もちろん利き手の違いは障害ではありません。 しかし左利きの方は全人口の10%程度と少数派です。そのため日常生活で多くの不便があります。 自動改札機をはじめとする公共交通機関、はさみのような文具が有名です。 それ以外にも例えば以下のような不便があります。 ・デジタル機器(ビデオカメラなど) スタートボタン/ズームボタンが右側に集中しているだけでなく、液晶モニターが左側に開くため、左手で扱うことができない ・問題文が左側、回答欄が右側にある試験 右利きの場合、回答欄に書き込みながら問題文を見ることができるが、左利きの場合それができない。回答を書いている途中で左手で問題文が隠れてしまうので不利 ・結婚指輪 利き手の左手の薬指にはめるため、皿をもつなどしたときに指輪があたり、不便 (渡瀬けん著「左利きの人々」(中経出版)より) 同書にはこのような実例が数多く挙げられており、まだまだ今の社会の仕組み
2021年8月9日


クリップとユニバーサルデザイン
オフィスでは欠かせないクリップですが、ユニバーサルデザインの点からは改善した方がよい点があります。 ①開くのに強い力がいる ②書類を挟み終わるまでクリップを開く力を加え続けなければならない ③指を挟んでけがをする可能性がある という点です。 シニア層や手に力が入りにくい障害(末梢神経障害など)がある方にとっては使いやすいとはいえません。 これを解決してくれるクリップがあります。 コクヨの「ラクリップ」シリーズです。 https://www.kokuyo.co.jp/creative/ud/products/raclip.html (閉じた状態) (開いた状態) プラスチックという軽くてけがをしにくい素材で作られている点を除けば普通のクリップと構造は同じに見えます。 しかし構造を工夫することによって軽い力で開くことができます。 しかもいったん開いたらその開いた状態が維持できるようになっています。 これによって上の①から③の問題が解決されています。 障害の有無と関係なく軽くて使いやすい、安全なクリップです。 まさに「障害者の困った」を「みんなのよかっ
2021年8月2日


スプーンとユニバーサルデザイン
食べることは単に肉体維持のための栄養補給というだけにとどまりません。 精神的にも大きな意味があり、おいしい・楽しいという気持ち、ひいては自尊感情を維持するために大切です。高齢者にとっても同じです。 要介護高齢者の日常生活での関心事を聞いたアンケートによれば特別養護老人ホーム、老人保健施設、老人病院、療養型病院を問わず、食事がすべて1位です。 自力で食事ができること(自力摂取)はさらに重要です。 寝たきりで全介助だった93歳の女性が自力摂取できるようサポートしたところ成功したばかりか、認知機能、運動機能が回復し、習字ができる状態にまでなった事例が報告されています(※)。 自力摂取のハードルになっているのが食器です。 腕の筋肉の衰えにより重いものを継続して持つのが難しくなったり、握力が低下したり、手が震えて途中で落としてしまったりなど、要介護状態になるとなかなか思い通りに自力摂取ができなくなるからです。 これを解決してくれるのがライトユニバーサルスプーン(株式会社青芳)です。 https://my.abilities.jp/kajiyougu/cut
2021年7月26日
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