情報アクセスとユニバーサルデザイン


2022年5月25日から「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が施行されています。


https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jouhousyutoku.html


障害者による情報の取得利用・意思疎通にあたり


①障害の種類・程度に応じた手段を選択できるようにする

②住んでいる地域などに関係なく等しく情報取得ができるようにする

③障害の有無にかかわらず同一内容の情報を同一時点において取得できるようにする


ことなどを定めています。


また、この施策が障害者でない者にとってもメリットがあることについても触れられていることも特徴です(4条)。


障害者に対する情報保障(障害にかかわらず人間が本来得られるべき情報を提供すること。点字、手話などが代表例)のために重要な法律です。


この観点から画期的なイスラエル生まれの製品があります。


オーカムマイアイ2です。


メガネのフレームに取り付けられる小型・軽量の機械で、①パンフレットなどの文字を読み上げる、②日時や紙幣、対象物の色など日常生活に必要な情報を教える、③顔や商品を認識して装着者に教えるなどの機能を備えています。


たとえばコンビニの商品のバーコードを認識して商品名を装着者に教えてくれます。


価格は49万8000円ですが、一部の自治体では購入にあたり補助金制度が始まっています。


低価格化が進めば、障害の有無と関係なくたとえば老眼の人にも役に立つ可能性を秘めています。


さらに優れているのはインターネット環境が不要なことです。


この種の情報保障システムは、インターネット環境を前提としている例があります。


もちろん情報更新の容易さ、スマホとの連動などからインターネット環境を前提としていることにはメリットがあります。


しかし、もっとも情報保障が重要なのは大規模災害時であり、大規模災害時にはインターネット環境も同時に被害を受けていることが多いですから、このオーカムマイアイ2は災害時に人の命をも守ってくれる強い味方です。


Written by 法律事務所アイディペンデント