
身体障害者補助犬法という法律があります。
補助犬というとちょっと聞き慣れない言葉ですが、身体障害者の方の生活を助けてくれる犬です。
代表的なものは盲導犬です。
ほかにはアラームの音を教えてくれるなど耳の不自由な方を助ける聴導犬、立ち上がるのを手伝ってくれるなど肢体不自由な方を助ける介助犬がいます。
身体障害者補助犬法により、国、地方公共団体、公共交通事業者、不特定多数の者が利用する施設の管理者などは、その管理する施設等を身体障害者が利用する場合、身体障害者補助犬の同伴を拒んではいけません。
先日の2021年東京パラリンピックでは厚生労働省は海外からの補助犬について期間限定の証明書を発行して海外からの補助犬を受け入れやすくするガイドラインが作られています。
補助犬というと自分には関係ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、高齢者の方にとっても介助犬はこれまでどおりの生活を維持するために大きな役割を果たしてくれます。
超高齢化社会の日本では今後の活躍が期待される存在です。
一方補助犬の認知度は残念ながら高くありません。トラブルも報告されています。
これを受け厚生労働省は「ほじょ犬」マークを作りました。
パラリンピックやこのマークを機に補助犬への認知度の改善が期待されます。
Written by 法律事務所アイディペンデント
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