握力の弱い方、腕を持ち上げにくい方、指先の不自由な方に取って普通のコップは使いにくいものです。
これを助けてくれるコップがあります。
ファンシーカップ(白山陶器株式会社)です。側面に凹みがついており、ここに指を差し込むことで簡単に使えるようになっています。
触覚のみにより持つ部分の識別ができるので視力が弱い方にも使いやすくなっています。
実際に使ってみると実に持ちやすく安定するため、障害の有無と関係なく作業をしながら、あるいは利き手と反対側の手で持ってもコップの中身がこぼれないという安心感があります。
歴史はとても古く1970年に発売されたものですがデザインにも古さを感じません。
近年のユニバーサルデザインへの関心の高まりに伴い、発売から50年近く経った今、生産数が大幅に伸びているそうです。
Written by 法律事務所アイディペンデント
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