ガラスウィンドウやドアはデザインや採光の点から優れています。
一方で透明なために衝突事故も報告されています。
たとえば
①オフィスのガラス製自動ドアに気づけない
②食堂のガラス戸が開いていると勘違い
③水族館の水槽のガラスが透明で特殊な形をしていたために見落とす
などが原因となった事故が報告されています(※)。
特に映り込みが少ない低反射ガラスは美しい反面、ガラスの存在を認識しにくいリスクがあります。
子どもや視覚に障害がある場合はさらにリスクが高まります。
不幸な事故を防ぐためには衝突防止マークを活用することが考えられます。
ガラスに貼り付けるとガラスがあることを教えてくれます。
最近ではデザイン性と両立させることができるものも販売されています。
(デコラティブシステム株式会社)
北海道新幹線の新函館北斗駅では北斗市ゆかりの三木露風が作詞した童謡「赤とんぼ」にちなんだ図柄や同市のマスコットキャラクターの図柄を活用した衝突防止マークが活用されています。
事故予防だけでなく、デザイン性の向上や観光アピールも兼ねることができる素晴らしいアイデアです。
Written by 法律事務所アイディペンデント
----
※
国土交通省国土技術政策総合研究所
建物事故予防ナレッジベースより引用
Comments