
街では音声アナウンスがあふれています。
しかし、聴覚障害者の方には聞こえません。電光掲示板などが設置されていても、常にアナウンスと同じだけの情報が提供されているわけではありません。空港や駅のスタッフに尋ねようにもコミュニケーションが取れるとも限りません。
この問題は事故などのトラブルがあった場合にはさらに重大です。
この問題を解決し、音の世界でのユニバーサルデザインを実現するシステムをヤマハ株式会社が開発しました(特許第5871088号、特許第5887446号、※)。
この特許技術を用いたアプリが「おもてなしガイド」です。
このアプリはアナウンスをスマートフォンなどの端末上で即座に文字として表示できます。
そして、日本語だけでなく、英語のほか5カ国語でも表示が可能な点も優れています。
聴覚障害者だけでなく、日本語が理解できない外国人にも、騒々しい場所でアナウンスが聞き取れなかった場合にも安心なシステムです。
流れてきたアナウンスが文字で即座に表示されるのは障害と関係なく便利です。
無料ですので気軽に試せます。
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詳細をお知りになりたい方は特許庁の開設した検索サイト
の「特許番号(B)・特許発明明細書番号(C)」欄に
にて「5871088」「5887446」と入力して検索してみてください。
Written by 法律事務所アイディペンデント
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