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改札口とユニバーサルデザイン


駅の改札口で「ピン・ポーン」という音が鳴っていることがありますよね。

これは何の音だろうと思われた方はおられないでしょうか。


これは誘導案内用音サインです。

視覚障害者の方などに改札口の場所を案内しています。


このような音サインはほかに駅のホーム、エスカレーター、トイレ、歩行者用信号のチャイムなどにも導入されています。



しかし、課題もありました。視覚障害者の方からは、音量が小さすぎる、統一されていないため混乱する、ほかの音に紛れて聞こえない、あるいは先ほどの改札口の例ではSuicaやPASMOなどを自動改札機に触れる音の方が聞き取りやすく、こちらの方がむしろ案内になっているなどの指摘がされていました。


このような問題意識を踏まえ、音サインを統一する国際規格が日本から提案され、これが採用されています。



日本は世界でもっとも高齢化の進んだユニバーサルデザインへの需要がもっとも強い国ですが、このピンチをチャンスに変える、すばらしい成果です。

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