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寿司とユニバーサルデザイン


喉に詰まらせると危険な食べ物というイメージのあるのはもちろん餅ですが、実は寿司も喉に詰まらせて窒息する事故(誤嚥事故)を起こしやすい食品です。


調査によれば事故原因としては5位、誤嚥した場合重症化する割合ではなんと餅(54.7%)に次ぐ2位(44.7%)です。


寿司ねた(特にマグロなど筋があるもの)が噛み切りにくかったり、海苔が喉に貼り付いたりすることなどが要因です。


しかし寿司は高齢者にももちろん人気です。


介護施設利用者対象の調査ではほぼ常に寿司が「食べたい食品」のトップです。

そして食べたい食品をしかも経口摂取できることは心身の健康維持のために非常に重要です。


この食べたい食品トップである寿司の提供と誤嚥事故防止を両立させる画期的な技術があります。

「にぎらな寿司」です。



なまぐささの原因となる成分を中和する、デンプンの糊化を抑制する、浸透圧を高めるなどの分子調理メソッドを用いて、おいしさ、触感、香りを保ったまま誤嚥事故防止を実現しています。


すばらしい技術です。




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