会議とユニバーサルデザイン


聴覚に障害がある場合、当然音声によるやりとりには困難があります。これは会議など多人数間でのコミニュケーションの場ではより大きな問題になります。


そこで、会話をリアルタイムに目で見えるようにし、これを解決するアプリがあります。「UDトーク」です。

これを使えば、会話の内容がリアルタイムに文字情報としてスマートフォン画面、またプロジェクターを介し大画面にも表示できます。テキストデータとして転送することもできます。聴覚障害者の方だけでなく、もちろん議事録作成などにも便利に使えます。しかも、個人が非業務で使う場合には無料です。


現在のスマートフォンの性能による制約から、誤認識などの若干の問題は残っていますが、解決は時間の問題でしょう。


このアプリがさらにすばらしい点は英語等の外国語にも対応していることです。


私事で恐縮ですが、某大手日本企業に勤める知人から先日このように言われました。


「日本の英語教育はリスニングに偏りすぎてきた。そのため英語に苦手意識がある担当者は外国との交渉の場でリスニングに意識が集中するあまり自己主張が十分できず、交渉力が弱くなっている。リスニングは横に置いて、臆せずまずは自分の主張を英語でまくしたてることから始めた方がいい。」


彼の言葉の当否はともかく、英語のリスニングに意識が集中しすぎれば、非英語ネイティブの交渉力を阻害しかねないのは確かでしょう。


このアプリを使えば、英語がすぐに字幕で表示されますから、リスニングに意識が集中しすぎるという問題がなくなり、国際会議での交渉力強化にも役立ちます。


まさに、障害者の「困った」をみんなの「よかった!」に変えるアプリです。