コーヒーとユニバーサルデザイン


応接の際、コーヒーとあわせてコーヒーフレッシュ(ポーション)がよく出てきます。ブラックが苦手な人にはありがたい配慮です。


しかし高齢者の方にお伺いすると、このコーヒーフレッシュは開けにくい、何とか開けられても中身が服に跳ねてシミになってしまいそうで怖い、と想像以上に不評です。


そのため、コーヒーにミルクを入れて飲みたくても仕方なくブラックで飲むか、出されたコーヒーを飲むこと自体を諦めているというお話まで聞きます。


ですから、高齢者のお客様にはできれば少なくとも未開封のコーヒーフレッシュはお出ししない方がいいということになります。手が不自由な場合にも同じ問題があります。


この場合、余裕があればたとえばミルクピッチャーを使うことが考えられます。

ピッチャーまで用意できない、という場合には、お客様に「もしよろしければミルクを入れてお持ちしましょうか」とお声がけするか、あらかじめコーヒーフレッシュを開けてからお出しすれば高齢者のお客様にも気持ちよくコーヒーを飲んでいただけます。


このことは、コーヒーフレッシュ以外でも、開けにくいものや服に付くと面倒なもの、たとえばガムシロップ、ポーションタイプのジャム、小袋に入ったケチャップなどでも同じように言えます。


ほんの一手間、一声かけるだけで、コストをかけずに実現できるユニバーサルデザインもあります。

Written by 法律事務所アイディペンデント