ゲームとユニバーサルデザイン


eスポーツとはテレビゲームなどの対戦を、スポーツ競技として行う場合を指す言葉です。


このeスポーツは肉体を使ったスポーツと比べて障害によるハードルが比較的低いのが通常です。


このテレビゲームと障害者の相性の良さからユニバーサルデザイン性に優れたゲームが開発されています。


たとえば日本のゲーム「ベヨネッタ2」は海外の障害者支援団体からユニバーサルデザインの観点からもっとも優れたゲームであるとして表彰されています。


https://mmohuts.com/news/ablegamers-2014-reveals-accessible-mainstream-goty-award/

(英語のウェブサイトです)


またゲームを使って障害者の自立支援、雇用促進につなげようという試みも行われています。


一方ハードルも残っています。


例えば視覚に障害がある場合は当然画面の認識は困難ですが、かといってゲーム内情報をテキスト読み上げや拡大、色の反転などの手段で伝えようとするとゲームが中断されたり、ゲームへの没入感を損なったりするなどの問題があります。


これを解決する技術が日系企業である株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントから提案されています。


コントローラー上に触覚を使って情報を伝えることができるエリアを設け、これによって視覚に障害があっても素早く、没入感を損なうことなくゲームを楽しむことができるように工夫されています。


https://patents.google.com/patent/US11000762B2/en?oq=16%2f564765


ユニバーサルデザインの観点からは情報を複数の手段で伝達することが重要ですが、今回はゲーム情報を視覚だけでなく触覚によっても伝えようという特許技術です。


従来からゲーム内の衝撃などをコントローラーから伝える仕組み(デュアルショックなど)はありましたが、こちらはさらに詳細に情報を触覚を通して伝えようというものです。

優れたアイデアです。


Written by 法律事務所アイディペンデント